レンタルサーバーを選ぶ時のポイントは?速いこと以外にも重要なポイントはある!

誰でも気軽にホームページを作れる時代になりましたよね。商品やサービスを宣伝するために企業が自社ホームページを運用するのは当たり前になっています。個人でも趣味のページや、アフィリエイトサイトなどを運営している人もいるのではないでしょうか。

今回はホームページを作成する時によく利用されている、レンタルサーバーについて選び方や注目すべきポイントなどを紹介していきます。

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そもそもレンタルサーバーとは?

ホームページなどを作る時には必ずサーバーが必要になりますが、そのサーバーを貸し出すサービスがレンタルサーバーです。サーバーはホームページを設置するための場所のことで、サーバーがなければネット上に作成したページを公開することができません。

ホームページを家に例えると、サーバーは土地のようなものになります。一般的にサーバーと言うとwebサーバーのことを指しますが、メールサーバーというものもあります。メールサーバーはメールの送受信をする時に必要なサーバーで、レンタルサーバーを契約すれば基本的にメールサーバーも付随しています。

レンタルサーバーには色々な種類がある!

レンタルサーバーを選ぶ時は、まず種類について把握しておく必要があります。

まず、レンタルサーバーの中で最もポピュラーなのが共用サーバーです。共用サーバーというのは、1つのサーバーを利用者数人で共有して使うタイプのサーバーです。

比較的安くレンタルできる、導入が簡単といったメリットがありますが、安定性はそれほど高くありません。複数人で共有するため、ヘビーユーザーがいると回線が混んでしまい、動作が重くなることも考えられます。VPS方式のレンタルサーバーも人気です。

複数人で1つのサーバーを共有するという点は共用サーバーと同じですが、VPSはユーザーごとに仮想専用サーバーが割り当てられます。ソフトウェアやOSが独立していて、他のユーザーと干渉することがないので、共用サーバーよりも安定しています。

しかし、ソフトウェアやOSは自分自身で導入する必要があるため、初心者には多少ハードルが高い方式です。1つの物理サーバーを独占して使える、専用サーバーを提供しているレンタルサーバーもあります。専用サーバーには、サーバー管理者権限があるものとないもの2種類存在します。

サーバー管理者権限がある専用サーバーは、高速で大容量な物理サーバーを、独占して使用することができます。他のユーザーの影響をまったく受けないので、安定して運用することが可能です。ただし、導入費用が高く運用するためには専門的な知識が必要になるので、上級者向けのサーバーと言えるでしょう。

サーバー管理者権限がない専用サーバーは、OSやソフトウェアが予めインストールされているため、比較的手軽に導入できます。運用管理自体はサーバーの事業者が行うので、サーバー管理者権限がある専用サーバーよりは自由度が下がってしまいますが、高速で大容量なサーバーを手軽に導入したい人にとってはありがたいタイプです。

合わせて読む:レンタルサーバーを利用する前に!種類や知識を身につけよう!

速いレンタルサーバーとは?

速いレンタルサーバーとは、基本的に応答速度が速いサーバーのことを指します。応答速度というのは、サーバーにリクエストを送ってから反応があるまでのスピードです。秒数で表され、数字が小さくなればなるほど応答速度が速いということになります。

応答速度が速いサーバーなら、ユーザーがページを開いた時に、すぐにコンテンツが表示されるため、ストレスなくページを閲覧できます。閲覧者の離脱率が下がる、SEOの評価が上がるなどのメリットがあるため、なるべく応答速度が速いレンタルサーバーを選ぶことをおすすめします。


転送量も大切!

レンタルサーバーを選ぶ時は、速さだけではなく転送量にも注目する必要があります。レンタルサーバーによって、転送量の上限が決められています。例えば1ヶ月の転送量の上限が1GBに設定されているレンタルサーバーを利用した場合、1GBを超えてしまうと利用が制限されてしまいます。

転送量は、ホームページのアクセス数が多くなればなるほど増えていきます。メールの送受信、ページの閲覧など様々なものでデータの転送が行われるので、大規模なホームページや利用者数が多いホームページを運用する場合には、転送量の上限が高いレンタルサーバーを利用したほうが安心です。

ドメインも取得できるレンタルサーバーが便利!

ホームページを作成する時は、サーバー以外にもドメインが必要になります。ドメインというのはホームページの住所のようなものです。ホームページを閲覧する時にURLが表示されますが、http://の後に来る部分がドメインとなります。

サーバーと合わせてドメインの取得や運用の代行をしてくれるサービスがあるので、初心者の人はそういったレンタルサーバーを利用するとよいでしょう。

おすすめなのは、マルチドメインに対応しているサービスです。

マルチドメインに対応していれば、1つのサーバー契約でドメインの違う複数のホームページを作成することができます。マルチドメインのメリットは、低予算で複数サイトを運営できるということです。ドメインとサーバーを1つずつ契約すると、ホームページを増やすたびに費用がかさんでしまいます。

しかし、マルチドメインを利用すれば費用が安く済むので、手軽に色々なサイトを運営できます。また、一括管理が楽になるというメリットもあります。ただし、複数のドメインで1つのサーバーを共有することになるので、トラブルには注意が必要です。

例えばサーバーに何かトラブルがあった場合、マルチドメインのサイトすべてに影響が及んでしまいます。また、マルチドメインのサイトの数が増えると、サーバーの転送量の上限がすぐに一杯になってしまうので、容量の大きいプランを選択する必要があります。

マルチドメインを利用する際は、サーバーの能力にも気を配らなければならないとういことです。また、マルチドメインに対応したサービスであっても、ドメイン数に上限が設定されていることがあるので注意してください。

合わせて読む:一つのレンタルサーバーで複数サイトを構築できるの?

サーバーのタイプや転送量の上限にも注目してレンタルサーバーを選ぼう!

レンタルサーバーは速さが注目されがちですが、それ以外にも重要なポイントは様々あります。転送量の上限が低いとすぐに上限に達してしまい利用が制限されてしまいますし、サーバーのタイプによってかかる費用や安定性が変わってきます。

ホームページを多くの人に見てもらうためには、サーバーが安定しているかどうかも重要なポイントです。色々なことを比較しながら、質の高いレンタルサーバーを探しましょう。

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